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中古車の見方 更新 2026-10-14・修復歴・保証

中古車の保証の見方|保証付き・保証なし・延長保証で確認する範囲と期間

この記事の要点

  • 販売店は展示する中古車に「保証付き」か「保証なし」を価格の近くに表示する。保証付きは保証の費用が車両価格に含まれ保証書が付くもので、保証の内容と保証期間または保証走行距離を付記する(自動車公正取引協議会の規約・施行規則第11条)
  • 「保証なし」は保証の費用が車両価格に含まれていないという意味。有償で保証を付けられる場合や、新車保証の継承に定期点検整備費用が要る場合は、その旨を表示する
  • 保証書で見るのは、保証期間、対象部分、適用除外、自己負担、保証を受ける条件など。記載事項は公取協の「中古自動車保証書作成要領」が定めている
  • 延長保証や民法の契約不適合の仕組みがあっても、対象外の部分や条件は契約で変わる。現車・整備記録・保証内容は契約前に書面で確認する

表示のルール:「保証付き」「保証なし」と付記する事項

自動車公正取引協議会の規約では、販売店は展示する中古車に保証の有無を表示し、施行規則第11条で「保証付き」か「保証なし」を販売価格の近くに明瞭に表示すると定めています。「保証付き」は販売業者またはメーカーの保証の費用が車両価格に含まれ、保証書が付くもので、保証の内容と保証期間または保証走行距離を付記し、購入者に保証書を交付します。

「保証なし」は、保証の費用が車両価格に含まれていないものです。この場合でも、有償で保証を付ける場合や、新車保証を引き継ぐために定期点検整備費用が必要な場合は、その旨を表示することになっています。

保証書で確認する10項目

規約集の「中古自動車保証書作成要領」は、販売店が保証書に明りょうに記載する事項を定めています。保証期間は始まりと終わりを記入し、走行距離で区切る場合は積算走行距離を書きます。部分によって期間が違う場合は対象ごとに記入します。

特に差が出やすいのは、対象となる部分(全部か一部か)、適用除外、自己負担になる費用、保証を受けるための条件です。下の表の項目が書かれているかを契約前に確かめ、書かれていない点は販売店にたずねて書面に残します。

保証書の記載事項確認すること
保証書である旨「保証書」「整備保証書」などの名称
車名・型式・登録番号または車台番号車検証と一致するか
保証者の名称・住所・電話番号最終的に責任を負う事業者
無料修理等の実施者保証者と修理する事業者が違う場合の連絡先
保証期間始期と終期、走行距離の上限、部分ごとの期間
保証の態様無料修理・部品交換などの方法
保証の対象となる部分全部か一部か、対象・対象外の部分
適用除外期間内でも無料修理を受けられない場合
消費者の費用負担部品代・工賃の一部、出張料など
保証を受けるための条件・手続き保証書の提示、定期点検の実施など

販売店の保証・メーカー系販売店の保証・延長保証

規約では、保証は販売業者またはメーカーが行うものとして扱われています。保証の範囲と修理を受けられる場所は保証者によって違うため、誰の保証かを保証書で確かめます。

一例として、トヨタ自動車の公式サイトでは、トヨタ販売店で買った中古車のロングラン保証を、1年間・走行距離無制限の無償保証で、全国約4,500か所の販売店で保証修理を受けられると案内しています。対象は約60項目・5,000部品で、ボディ内外装部品・塗装・錆・消耗部品・油脂類は除かれ、有償の延長(+1年・+2年)もあります(2026年10月14日確認)。どの保証でも、除外される部分と延長の費用を比べます。

民法の契約不適合の考え方

法務省のパンフレットによると、2020年4月施行の改正民法では、引き渡された物が種類や品質の点で契約の内容に適合しない場合、買主は修補などの追完、代金の減額、損害賠償、解除を求めることができます。ただし、不適合を知ってから1年以内に売主へ通知する必要があります。

中古車は1台ごとに状態が違い、何が「契約の内容」だったかは契約書や表示、説明によって変わります。この記事は一般的な仕組みの紹介にとどめ、個別の結論は断定しません。国民生活センターは、納車後に雨漏りに気づいた、現車を見ずに買って故障がわかったといった相談事例を公表しています。

契約前に書面で確認するチェックリスト

保証は「付いているか」だけでなく、範囲・期間・条件で中身が大きく変わります。口頭の説明だけで決めず、プライスボード、見積書、保証書、点検整備記録簿で下の項目を確かめてください。

保証があっても、現車の状態を自分の目で見ることは省けません。修復歴の表示と定期点検整備の有無も合わせて確認し、わからない点は契約の前に販売店に質問して、回答を書面で受け取ります。

確認項目見る書面確認の観点
保証付き/保証なしプライスボード・広告価格の近くに表示があるか
保証期間・走行距離保証書始期・終期、距離の上限
対象部分と適用除外保証書消耗部品・内外装などの扱い
自己負担・出張料保証書有料になる費目
保証を受ける条件保証書定期点検の実施など
修理を受けられる場所保証書無料修理等の実施者と連絡先
有償の延長保証見積書費用と延長後の範囲
定期点検整備・記録簿プライスボード・記録簿整備の内容と時期
修復歴プライスボード・書面有無と部位

よくある質問

Q. 「保証なし」の中古車は買わないほうがいいですか?
A. 一概には言えません。規約上の「保証なし」は、保証の費用が車両価格に含まれていないという意味です。有償で保証を付けられるか、価格・状態・整備記録で納得できるかを確かめ、現車を見てから判断してください。
Q. 保証期間内なら、どの故障も無料で直してもらえますか?
A. そうとは限りません。保証書には対象となる部分、適用除外、自己負担になる費用、保証を受ける条件を書くことになっています(中古自動車保証書作成要領)。消耗部品などが対象外の保証もあるため、契約前に保証書で範囲を確かめます。
Q. 遠くの販売店で買った車でも、近くで保証修理を受けられますか?
A. 保証によって違います。保証書には保証者と、修理を行う事業者が別の場合はその連絡先が書かれます。メーカー系販売店の保証には全国の販売店で修理を受けられるものもありますが、対象外の車両や条件があるため、契約前に修理を受けられる場所を確認してください。

出典(確認日)

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