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売却・乗り換え 更新 2026-10-13・売却判断

下取りと買取の違い|どちらが有利になりやすいか、乗り換え時の手順と注意点

この記事の要点

  • 下取り=乗り換え先の販売店が今の車を引き取り、その額を新しい車の購入代金から差し引く。買取=購入とは別の取引として買取業者に売り、代金を受け取る。下取りに伴う手続代行費用・査定料は支払総額に含まれない諸費用(自動車公正取引協議会)
  • どちらが高くなるかは一概に言えない。比べるなら「下取り額」と「新車・中古車の値引き額」を分けて提示してもらい、買取の査定額と同じ条件(引き渡し時期・未経過分の扱い)で並べる
  • 自動車税は4月1日時点の所有者に1年分課税され、名義変更では還付されない(還付は抹消登録のみ)。軽自動車税は月割なし。未経過分を金額に含めるかは下取り・買取とも取り決め次第
  • 車の売却はクーリング・オフの対象外。契約書の解除条項を読んでから署名し、困ったら消費者ホットライン188かJPUC車売却消費者相談室に相談できる

下取りと買取の違い:取引の相手と、お金の流れ

下取りは、乗り換え先の車を買う販売店が今の車を引き取り、その評価額を新しい車の購入代金から差し引く方法です。手間は少ない一方、「下取り額」と「値引き」が合算されて提示されると、今の車がいくらと評価されたのかが見えにくくなります。

買取は、購入とは別の取引として買取業者に車を売り、代金を受け取る方法です。複数の業者に査定を頼めば金額を比べられますが、各社とのやり取りが発生し、引き渡しから納車までの間の足を別に考える必要があります。自動車公正取引協議会の規約では、下取車の手続代行費用や下取車の査定料はユーザーにより要否が異なるものとして、中古車の支払総額には含まれない扱いです。

項目下取り買取
取引の相手乗り換え先の販売店買取業者(購入先とは別)
お金の流れ購入代金から差し引く代金を受け取る
金額の比べやすさ値引きと合算されると見えにくい複数社の査定額を並べられる
手間・連絡商談1本で済む業者ごとの連絡・日程調整が要る
引き渡しと納車合わせやすい期間が空くことがある
関連費用下取車手続代行費用・査定料は支払総額に含まれない諸費用名義変更は業者が代行するのが一般的(条件は契約書で確認)

どちらが有利になりやすいか:断定できない理由と比べ方

「買取のほうが高い」と言われることがありますが、金額は車種・年式・時期・業者で変わり、どちらが高いかを一般論で断定することはできません。販売店が乗り換えを決めてもらうために下取り額を厚くする場合もあれば、買取業者が在庫として欲しい車種に高い額を付ける場合もあります。

比べ方は1つです。販売店には「下取り額」と「値引き額」を分けて見積書に書いてもらい、買取業者には実車確認後の査定額を書面で出してもらいます。そのうえで、引き渡し時期、自動車税・自賠責・リサイクル預託金の未経過分の扱い、名義変更の費用の有無を揃えて並べます。下取り額が買取より低くても、値引きや納車時期を含めた総額で判断するのが筋です。

乗り換え時の手順:5つの順番

①乗り換え先の販売店で、下取り額と値引き額を分けた見積もりをもらいます。②買取の査定を複数取ります。一括査定は申込後に複数の業者から電話が来ることを前提に、対応できる時間帯に申し込みます。連絡の来方はサービスの型で違います。③条件を揃えて比べます。④引き渡し日と納車日を決め、間が空くなら代車や移動手段を確認します。⑤契約書の解除条項・減額の条件を読んでから署名します。

査定額は申込時の概算ではなく、実車確認後の書面の額で比べてください。即日契約を求められても、他社の額が出るまで待って問題ありません。

順番やること確認する点
①販売店の見積もり下取り額と値引き額を分けて記載してもらう
②買取の査定を複数実車確認後の書面の額。申込後の電話の来方は型で違う
③条件を揃える引き渡し時期・税や自賠責の未経過分・名義変更費用
④日程を決める引き渡しと納車の間の移動手段
⑤契約書を読む解除できる期限・減額の条件・違約金の有無

自動車税・自賠責・リサイクル料金の未経過分はどうなるか

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に1年分が課税され、都道府県からの還付は抹消登録(廃車)の場合だけです。下取りも買取も名義変更(移転登録)なので還付はなく、未経過分を金額に含めるかは販売店・買取業者との取り決めになります(東京都主税局)。軽自動車税には月割制度がなく、年度途中に手放しても還付はありません(名古屋市)。

自賠責保険は車とセットで次の所有者に引き継ぐのが一般的で、未経過分の扱いも確認事項です。リサイクル料金は預託済みなら、車を引き取る販売店・業者からリサイクル料金相当額を受け取る仕組みで、資金管理料金は戻りません(自動車リサイクル促進センター)。扱いは業者で違うので、見積書と契約書で項目ごとに確かめてください。

名義変更(移転登録)の書類と、ローン返済中の車

登録車の名義変更には、譲渡側の譲渡証明書と印鑑証明書(発行から3か月以内)、車検証などが要り、車検が切れた車は名義変更ができません(東北運輸局の登録Q&A)。下取り・買取とも手続きは業者が代行するのが一般的ですが、書類を渡す前に、名義変更の完了を通知してもらえるか、完了までの期間を確認しておきます。

車検証の所有者欄が販売店や信販会社になっている車(ローン返済中)は、譲渡証明書や印鑑証明書を出すのが所有者側になるため、残債の精算と所有者の書類が先に要ります。この場合は下取り・買取のどちらでも、残債の精算方法を見積もりの段階で決めてください。

契約後のトラブルへの備え:減額・キャンセル料

国民生活センターは2023年3月に、車の売却に関する相談が増えているとして注意を出しました(相談件数は2021年度1,519件で前年度の1.25倍)。内容は強引な契約、契約直後のキャンセルへの高額な料金、申告済みの修復歴を理由にした減額などです。同センターは、査定の場で契約しない、契約前にキャンセル条項を確認する、事前に告げた修復歴を理由にした解除や減額に応じる必要はない、と案内しています。

車の売買はクーリング・オフの対象外で、一度結んだ契約は原則取り消せません(JPUC)。解除の条件は業者ごとに違います。困ったときは消費者ホットライン188か、JPUC車売却消費者相談室(0120-93-4595、平日9:00〜17:00、無料)に相談できます。

比較したサービス(種類・申込後の流れ・向いている人)

ズバット車買取比較一括査定(一括型)

全国281社の車買取業者から最大4社に一括で査定依頼できるサービス。入力は約32秒、利用無料。運営は株式会社ウェブクルー(2026年10月10日確認)。

申込後の流れ・注意
Webでメーカー・車種・連絡先を入力して申込→依頼した最大4社から連絡→実車査定→売却先を決定。申込後に依頼先の各社から個別に連絡が来る前提で申し込む(連絡方法は業者ごとに異なり、基本的に電話かメールと公式FAQに記載)。対象車の条件(不動車・事故車の可否)は公式サイトに記載なし。
向いている人
地域の買取業者を複数当たって比較したい人。電話対応の時間が取れる人。

ズバット車買取比較で最大4社にまとめて査定を依頼する申込後は依頼した各社から電話かメールで連絡があります(方法は業者ごとに異なる)。利用は無料

MOTA車買取一括査定(入札型)

最大20社がWeb上で入札し、最短3時間後に概算査定額を確認できる入札型の車買取サービス。電話連絡は高額査定の上位3社(最大)のみで、4社目以降は追加で選べる。利用無料。運営はMOTA(2026年10月10日確認)。

申込後の流れ・注意
Webで車両情報と連絡先を入力して申込→最大20社が概算額を入札→最短3時間後に概算額をWebで確認→上位3社(最大)から電話で実車査定の日程調整→実車査定→売却先を決定。概算額は申込情報から算出した幅のある額で、実車査定後に変わる。車両状態によっては一部対象外。MOTA自体はキャンセル料を請求せず、買取店との売買契約は引き渡し日の翌日まで売主の希望で解除できると公式サイトに記載(それ以降は買取店との契約内容による)。
向いている人
電話を上位3社に絞りつつ、多くの業者の概算額を見比べたい人。

MOTA車買取で最大20社の概算査定額を確かめる最短3時間後にWebで概算額を確認。電話は上位3社(最大)から。概算額は実車査定で変わります

成果条件や連絡の有無はサービスごとに異なります。申込前に各公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. 下取りと買取、どちらが高く売れますか?
A. 一概には言えません。車種・年式・時期・業者で変わります。販売店に下取り額と値引き額を分けて出してもらい、買取業者の実車確認後の書面の額と、引き渡し時期や未経過分の扱いを揃えて比べてください。
Q. 下取りと買取を両方頼んでもいいですか?
A. 問題ありません。むしろ比べるために両方の額を取るのが基本です。買取の一括査定は申込後に複数の業者から電話が来るので、対応できる時間帯に申し込み、話す社数の上限を自分で決めておくと負担が減ります。
Q. 自動車税を払った直後に乗り換えると損ですか?
A. 自動車税は名義変更では還付されず、未経過分を金額に含めるかは業者との取り決めです(東京都主税局)。下取り・買取のどちらでも、未経過分の扱いを見積もりで確認してから決めてください。軽自動車税は月割制度がありません。

出典(確認日)

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